都高進より第1回大学進学指導研究協議会開催のご報告
本部会では一昨年より、年3回(6月と7月、12月)に研究協議会を開催しています。今年度の第1回大学進学指導研究協議会は、産業能率大学入試企画部長の林巧樹氏を講師にお招きし、「高大連携と探究学習~継続的な高大連携を行うためには~」というテーマでご講演いただきました。はじめに、学習指導要領の変遷とともに高大連携の歴史を振り返り、平成7年から福岡県立城南高校で実施された「ドリカムプラン」の取り組みを中心に、教師主導の進学指導から生徒主体の進路学習への移行を言及されました。そして、キャリア教育を目的とする高大連携の在り方について問題提起されました。
第2部講演では、神奈川県立相模原中等教育学校の高原隆先生より、高大連携とキャリア教育の取り組みについて発表していただきました。高校1年生全員による大学訪問の実施から大学の教育力を活用した探究活動等の具体的な実践例の報告がありました。
今回の講演で、高大連携の目的と意義について改めて確認することができました。講演の後半の質疑応答では、高大連携を推進していくための校内の組織化と継続性の課題について協議しました。
今回も数多くの方々のご協力のもと、今年度最初の大学進学指導研究協議会を無事に開催できましたこと改めまして皆さまに深く感謝申し上げます。昨年から引き続き会場を提供していただいた工学院大学様には、改めて深く御礼申し上げます。また、講師を引き受けていただいた産業能率大学入試企画部長の林巧樹氏と神奈川県立相模原中等教育学校の高原隆先生におかれましては、特段のご協力とご配慮をいただき感謝の意を表します。
今回参加していただいた先生方からの感想やご意見を参考に、今後とも役立つ研究会、見学会を企画して参りますので、先生方の積極的なご参加をいただければうれしく思います。
東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局
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