平成30年2月2日(金)に「平成29年度新規高卒者就職問題連絡会議」が厚生労働省にて開催されました。
本会議は厚生労働省、文部科学省と現場の進路指導の教員が毎年定例で開催しているものです。冒頭厚生労働省から2017年7月の組織改編について説明があり、人材開発統括官付参事官(若年者・キャリア形成支援担当)の伊藤正史氏の紹介がありました。また、文部科学省から児童生徒課長補佐の生方裕氏、児童生徒課指導調査係専門職の迫浩司氏が出席されました。
職業安定局首席職業指導官室若年者就職援助係長大坪祥一氏からは、新規学卒者への就職支援について、今年度の高卒就職状況について概要が示されました。とりわけ新規学卒者の離職状況(平成26年3月卒業者)について、3年以内に離職する者の割合は、中学卒6割、高校卒4割、大学卒3割であるとのことでした。若者雇用促進法の職場情報の積極的な提供、ハローワークにおける求人不受理、そしてユースエール認定制度についての説明がありました。また高校生の就職活動のルールについての確認がありました。
一方現場の教員からは各ブロックでまとめた今年度の就職報告書が提出され、高卒就職の際の企業側の違反事例等が示されるとともに、さらなる高卒就職支援に向けた対処を要望するなど、双方の積極的な情報・意見交換の場となりました。
日頃より高校生の就職指導をご担当されていらっしゃる先生方におかれましては、就職アンケートにつきまして大変お忙しいところご協力いただきありがとうございました。都高進より東京ブロックのまとめとして提出させていただきましたことを、この場を借りましてご報告申し上げます。ありがとうございました。
東京都高等学校進路指導協議会 事務局