都高進より令和6年度総会開催のご報告および御礼
各位
平素より本会の活動にご理解ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
過日、令和6年5月24日(金)に東京都立豊島高等学校にて令和6年度総会および研究協議大会を開催いたしました。
冒頭、本会会長の東京都立日本橋高等学校の杉森共和校長、私学を代表して目黒学院高等学校より松本武巳先生、東京都教職員研修センター企画部企画課指導主事の升田佳佑指導主事にご挨拶いただきました。続いて会場校挨拶として東京都立豊島高等学校長、原田能成先生にもご挨拶いただきました。
第1部総会では議事は滞りなく進行し、全ての議案をご承認いただきました。第2部の研究協議においては、文部科学省 国立教育政策研究所 副センター長・統括研究官 宮古紀宏 氏を講師にお招きし、「学校全体でつくる良好な学校風土形成の大切さ-『生徒指導提要』にみるこれからの生徒指導-」という演題で御講演をいただきました。『生徒指導提要』改訂について丁寧に解説していただくとともに今後の生徒指導においては発達指示的指導が推進されるとともに、生徒指導主事や教育相談コーディネーターを中心とした校内連携型支援チームや校外の専門家を有する関係機関と連携し・協働したネットワーク型のチーム支援を編成し対応していくことが重要であるというお話しもいただきました。課題未然防止教育や課題早期発見対応、困難課題対応的生徒指導等についても示唆に富む大変貴重な情報を提供していただきました。
また、生徒指導・進路指導研究センターの調査研究内容についても御説明いただき、その結果から生徒の「学校とのつながり」は良好な学校風土の形成により育まれることや、良好な学校風土にとって重要であるのは生徒が学校にいる大人(教職員)や学校をどのように認識し、経験しているかであるといった日頃私たちが肌感として直感的に感じていることを客観的なデータに基づいて分析・解説していただき、内容的にも非常に充実した御講演となりました。
講演に引き続き「進学指導部会」「就職指導部会」「専修学校部会」「進路学習部会」の4部会より部会報告を行いました。
今回も数多くの方々のご協力のもと、総会および研究協議大会を無事に開催できましたこと改めまして皆さまに深く感謝申し上げます。会場をお貸しいただきました東京都立豊島高等学校様、そして校務ご多用の中ご足労いただきました高等学校の先生方を始めとする関係各方面の皆さまには、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。今年度も事務局一同、高等学校のキャリア教育推進を目指し、努力して参る所存です。引き続き本会の活動へのご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局