2023年8月22日火曜日

令和5年度「大学進学指導研究協議会」開催報告

 

都高進より令和5年度 第2回大学進学指導研究協議会のご報告及び御礼

 

過日、令和574日(火)に工学院大学をお借りして「令和5年度大学進学指導研究協議会」を開催いたしました。第Ⅰ部では講師に代々木ゼミナール教育事業推進本部長の佐藤雄太郎氏に2023年度入試分析と2024年度以降の入試動向〜ここ最近の総合型・学校推薦型の事情をふまえて」というテーマでご講演していただきました。ここ2年間の傾向として年内入試(=特別選抜)志向は一段と強まっているが、これは志願者が積極的に受験しているという訳ではなく、大学側が合格者を多く出していることによるものだということでした。この「総合型・学校推薦型」志向は都市部、地方の例外なしに継続されるであろうとのことでした

 また、2025年度(令和7年度)入試からの大学共通テストについてもご説明いただき、参加した先生方からは共通テストの新傾向について具体的に何が変わるのかが理解でき、非常に有益だった等の感想もいただきました。

第Ⅱ部では、工学院大学において理工学に関する創造活動を行っている学生グループ「学生プロジェクト」に関して、その内容の概要説明と活動報告をお願いいたしました。12あるプロジェクトの中から子供たちに科学の面白さを伝え、興味を持ってもらう事を目的として日々活動している「Science Create Project (SCP)」の活動を中心に、「みつばちプロジェクト」とのコラボによる東京産ハチミツを使った製品つくり、地域ショッピングセンターとのコラボによる物品販売等についても報告をしていただきました。

 今回も数多くの方々のご協力のもと、大学進学指導研究協議会を無事に開催できました。お忙しいところご協力いただきました講師の皆さまを初めとした関係各方面の皆さまに深く感謝申し上げます。昨年度ならびに6月の研究協議大会から引き続き会場を提供していただきました工学院大学様には、改めて深く感謝の意を表したいと存じます。本当にありがとうございました。

本研究会が参加していただきました皆様方のお役に立てたのであれば幸いでございます。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局


2023年8月8日火曜日

第50回関東地区高等学校進路指導研究協議大会「茨城大会」

 都高進より

「関東地区高等学校進路指導研究協議大会『茨城大会』」開催のご案内

いつも大変お世話になっております。
 さて下記の通り、令和5年11月10日(金)に、第50回関東地区高等学校進路指導研究協議大会「茨城大会」が開催されます。この研究協議大会は関東地区一都七県の先生方を対象にした、年に一度の研究協議大会でございます。
 この度は大会主題を「子供たち一人ひとりのWell-beingを目指すキャリア教育」と致しました。
つきましては、校務ご多用中の折、大変恐縮ではございますが、関係各位の多数のご参加と熱心な研究協議をお願いすべくご案内いたします。教職員の皆様へのご通知のほど、よろしくお願い申し上げます。

大会主題: 子供たち一人ひとりのWell-being を目指すキャリア教育

主  催: 関東地区高等学校進路指導協議会

共  催: 茨城県高等学校教育研究会進路指導部会

後  援: 全国高等学校進路指導協議会 茨城県教育委員会 茨城県高等学校長協会
            (予定) 日本教育公務員弘済会茨城支部

日  時: 令和5年11月10日(金) 
      9:50 ~ 16:40(受付9:20)

会  場: 筑波学院大学
            〒305-0031 茨城県つくば市吾妻3丁目1番地
           (TEL : 029-858-4811)
            つくばエクスプレス「つくば駅」下車(A2 出口)徒歩7 分
            ※快速利用で「秋葉原駅」から45 分・「北千住駅」から35 分

参加対象: 高等学校教員及び関係者、大学等教員及び関係者

参 加 費: 一人につき3,000 円(資料費含む)
            ※お弁当を御希望の方は参加申込の際に
              「昼食希望」の有無を記入してください。
            当日の受付にて代金1,000 円を徴収させていただきます。

参加申込: こちらから 令和5年8月31日(木)まで









2023年8月4日金曜日

令和5年度「大学進学指導研究協議会」開催報告

 

都高進より第1回大学進学指導研究協議会開催のご報告


過日、令和5622日(木)に工学院大学にて令和5年度大学進学指導研究協議会を開催いたしました。冒頭、都高進会長の東京都立八王子拓真高等学校林達也校長先生よりご挨拶いただきました。続いて会場校挨拶として工学院大学副学長蒲池みゆき様よりご挨拶いただきました。


本部会では昨年より、年3回(6月と7月、12月)に研究協議会を開催しています。1回大学進学指導研究協議会は、工学院大学情報学部情報デザイン学科教授、田中久弥氏を講師にお招きし、「なぜ数理・データサイエンス・AIを学ぶのか」というテーマでご講演いただきました。田中先生におかれましては、昨年の研究協議会で数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度による新しいデジタル人材育成について説明していただきました。今回の講演で、数理・データサイエンス・AIについての理解とその必要性について改めて確認することができました。また、ChatGPTで学びを得るには質問力と検証力が必要とのお話も大変印象的でした。講演の後半では、事前の質問事項に対して具体的な事例を数多く紹介され、丁寧な説明とご回答いただきました。第2部講演では、東京都立立川高等学校情報科指導教諭、佐藤義弘先生より、「情報Ⅰ」について学校現場での指導の状況を発表していただきました。高校での情報教育の課題として、指導内容や教員の不足の問題を指摘されました。


 今回も数多くの方々のご協力のもと、今年度最初の大学進学指導研究協議会を無事に開催できましたこと改めまして皆さまに深く感謝申し上げます。昨年から引き続き会場を提供していただいた工学院大学様には、改めて深く御礼申し上げます。また、講師を引き受けていただいた工学院大学情報学部情報デザイン学科田中久弥先生と東京都立立川高等学校情報科指導教諭佐藤義弘先生におかれましては、特段のご協力とご配慮をいただき感謝の意を表します。

今回参加していただいた先生方からの感想やご意見を参考に、今後とも役立つ研究会、見学会を企画して参りますので、先生方の積極的なご参加をいただければうれしく思います。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局

2023年7月12日水曜日

令和5年度「就職指導研究協議会」開催の報告

 都高進より就職指導研究協議会開催のご報告

過日、令和5年6月13日(火)に就職指導研究協議会を大原簿記学校(水道橋校)の本館地下1階多目的ルームにて開催いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていた本研究協議会でしたが、今年度は4年振りに開催することができました。




 ご参加いただいた日野自動車株式会社株式会社アンテンドゥ株式会社全日警サミット株式会社の人事・採用担当の方々から今年度の採用方針や採用予定数などについてご報告をいただいた後、入社後の社員教育について、早期離職防止に関する対策について等ご説明いただきました。入社後間もない社員に対し身近に相談できる体制を整えていたり、定期的に面談を実施している企業様が多く、高校卒業間もない若手社員が1日も早く職場に適応し、社内において活躍できるような環境作りにご尽力いただいている体制が非常によく理解できました。


 研究協議では高校側より、企業として高卒就職者に求めることは何かといった質問や、LGBTQに関してどのような対応をしているか等の質問が挙がりました。また、企業様からは、内定後から入社までの期間でどのように社会人になるための意識づけをしているのか教えてもらえればといった意見が出され、高校側と企業様とが本音で語り合う非常に有意義な場となりました。


 数多くの方々のご協力のもと、今回4年振りに就職指導研究会を開催することができました。改めまして会場をお貸しいただきました大原簿記学校(水道橋校)様、パネラーとしてご参加をご快諾いただきました日野自動車株式会社、株式会社アンテンドゥ、株式会社全日警、サミット株式会社の皆さま、高等学校の先生方を始めとする参加者の皆さま方には、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともニーズに合った研究会を開催して参りたいと思います。引き続き本会の活動へのご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局


2023年6月15日木曜日

令和5年度「東京都高等学校進路指導協議会総会および研究協議大会」開催報告および御礼

都高進より令和5年度総会開催のご報告および御礼

各位

 平素より本会の活動にご理解ご協力をいただき、誠にありがとうございます。

過日、令和562日(金)に東京都立工芸高等学校にて令和5年度総会および研究協議大会を開催いたしました。

 冒頭、本会副会長の東京都立小平高等学校の渋谷寿朗校長、私学を代表して目黒学院高等学校より松本武巳先生、東京都教職員研修センター研修部教育開発課指導主事の髙田奈々指導主事にご挨拶いただきました。続いて会場校挨拶として東京都立工芸高等学校長、杉浦文俊先生にもご挨拶いただきました。



 第1部総会では議事は滞りなく進行し、全ての議案をご承認いただきました。第2部の研究協においては、大正大学特命教授、山本繁氏を講師にお招きし、「大学中退予防の実際 ~これからの高大連携と進路指導のために~」という演題で御講演をいただきました。大学中退の要因の類型やそれぞれに対する予防策と対処療法策についてお話しいただきました。個別のサポートシステムを構築するのと並行して「適応しやすい環境作り」「適応力の育成」を目指した初年次教育・入学前教育が重要であることが実感できるご講演内容でした。中退予防対策の具体的な事例も数多く挙げていただき、今後の生徒指導に向け示唆に富む大変貴重な情報も提供していただきました。




 講演に引き続き「進学指導部会」「就職指導部会」「専修学校部会」「進路学習部会」の4部会より部会報告を行いました。

 今回も数多くの方々のご協力のもと、総会および研究協議大会を無事に開催できましたこと改めまして皆さまに深く感謝申し上げます。会場をお貸しいただきました東京都立工芸高等学校様、そして悪天候にも関わらずお忙しい中ご足労いただきました高等学校の先生方を始めとする関係各方面の皆さまには、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。今年度も事務局一同、高等学校のキャリア教育推進を目指し、努力してまいる所存です。引き続き本会の活動へのご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局

2023年5月23日火曜日

令和5年度「就職指導研究協議会」開催のご案内



令和5年度「就職指導研究協議会」開催のご案内


 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。また平素より本会の研究活動・事業にご理解、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 さて、本年度につきまして就職指導の一助とするため、下記の要領で「就職指導研究協議会」を開催いたします。「アフターコロナ」の動きを見据えて、今後の景気の回復が期待される中、高卒生の採用環境にも変化が見られる傾向にあります。こうした状況をふまえ企業の人事・採用担当の方をお招きし、昨年度までの採用実績、今年度の採用方針などについてご説明をいただき、高卒生の就職指導のあり方などについて研究協議をいたします。

 校務多忙の折、誠に恐縮でございますが、多くの先生方にご出席いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。



1 日 時   令和5年6月13日(火) 

       14:30~16:45(受付開始14:00)


2 会 場   大原簿記学校(水道橋校)本館地下1階多目的ルーム

              東京都千代田区西神田2-4-11     TEL  03-3237-8711

         〈交通〉JR水道橋駅西口徒歩5分 

        地下鉄神保町駅A2出口徒歩5分/地下鉄九段下駅7番出口徒歩5分


3 内 容  (1)高校生の採用について各事業所から説明

                    各事業所の人事・採用担当の方より自社紹介、

                    昨年度までの高卒生の採用実績、本年度の採用方針などついて

                    参加予定企業:日野自動車株式会社

                           株式会社アンテンドゥ 

                             株式会社全日警 

                                       サミット株式会社

       (2)研究協議 

                    ・採用形態の現状と課題について

                    ・社員教育のあり方と高卒生の早期離職の防止について

                    ・多様な形態の高校からの採用について

                    ・企業が希望する高校生の就職指導について

                    ・その他

                (3)出席者名刺交換


4 受 付

当日受付も可能ですが、資料準備の都合上、ご出席の場合は別紙用紙でのFAXかメールでご連絡ください。

また、差し支えない範囲で貴校の今年度の就職希望者の内訳をお教え下さい。

当日、事業所側に資料として配布いたします。


<申し込み期日 令和5年6月8日(木)>

                      連絡先 東京都立葛飾総合高等学校 主任教諭 浦部ひとみ

メールアドレス Hitomi_Urabe(アット)education.metro.tokyo.jp

※(アット)を @ に変更してご利用ください

〒125-0035  東京都葛飾区南水元4丁目21番1号

                                                   TEL 03-3607-3878

FAX 03-3826-1923 

資料)案内文、参加申込書
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 令和5年度「大学進学指導研究協議会」開催のご案内について

 令和5年度「大学進学指導研究協議会」開催のご案内


 時下ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。また平素より本会の研究活動・事業にご理解、

ご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。

さて、本年度も大学進学指導の一助とするため、下記の要領で「大学進学指導研究協議会」を開催

いたします。校務多忙の折とは存じますが、多くの先生方のご参加につきご高配を賜りますようお願い

申し上げます。

 

 

1 日 時   令和5年6月22日(木)

午後2時30分から午後5時00分まで(午後2時00分受付開始)

 

2 会 場    工学院大学 

163-8677 新宿区西新宿 1-24-2 

TEL:03-3340-0130(入学広報部

〈交通〉JR「新宿駅」西口より徒歩5

 

3 講 演   テーマ:「なぜ数理・データサイエンス・AIを学ぶのか

         師:工学院大学 教育開発センター 数理・データサイエンス・AI教育推進室長

工学院大学情報学部 情報デザイン学科教授 田中 久弥 氏

       

高校現場からの報告

講 師:東京都立立川高等学校 情報科 指導教諭 佐藤 義弘 先生

 

 

4 申込み    ご参加には事前予約が必要となります。申込みは別紙用紙をFAXでお送りください。

(講師に対するご質問やご意見、アンケートもご記入下さい)

締切り 6月15日(木)

       

5 問合せ   東京都立豊島高等学校  鈴木恭子

171-0044 東京都豊島区千早4-9-21

TEL:03―3959―0121 FAX:03-3959-8590

メールアドレス:Kyouko_Suzuki(アット)education.metro.tokyo.jp

※(アット)を @ に変更してご利用ください


資料)案内文、参加申込書
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令和5年度東京都高等学校進路指導協議会総会および研究協議大会について

 

令和5年度東京都高等学校進路指導協議会総会および研究協議大会について

                                        

  時下、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。また平素より本会の研究活動・事業に御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、本会は高等学校における進路指導・キャリア教育の活性化を目的として、各方面での活動を実施しており、本年度の総会及び研究協議大会を下記の要領で開催いたします。第2部では研究協議の講師として大正大学特命教授 山本 をお招きし、「大学中退予防の実際 ~これからの高大連携と進路指導のために~」という演題で御講演をいただきます。多くの御示唆をいただき、今後の活発な情報・意見交換へと生かしていくことができるものと確信いたしております。

また、本会の活動報告等、進路学習部会から「人間と社会」、「産業社会と人間」、「総合的な探究の時間」等で使用できる進路学習教材を掲載し、都高進紀要として発行いたします。校務御多忙とは存じますが、多くの方に御出席いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

1    令和5年6日(午後2時30分から午後5時まで

 

2 会 場   東京都立工芸高等学校  

         〒113-0033 東京都文京区本郷1--

電話 03-3814-8755   FAX 03-3812-4855

 

≪交通≫

JR・都営三田線「水道橋駅」すぐ  

東京メトロ丸ノ内・南北線「後楽園駅」下車徒歩7分

 

3 内 容  第1部 総  会    午後2時30分から午後2時55分

             第2部 研究協議    午後3時から午後5時

                (1)講   演      午後3時から午後4時30分

                     講  師    大正大学特命教授  山本 繁 氏

                        題    「大学中退予防の実際 

                  ~これからの高大連携と進路指導のために~」

(2)各部会報告    午後4時35分から午後4時55分

            事務連絡    午後4時55分から午後5時  

 

4 資料費  1000円

(自律経営予算の一般需用費より執行いただきますようお願いいたします。第2部より御参加の場合は、資料費は不要です。)

 

5 申込み  5月26日(金)までに、別紙出席票にて東京都立小台橋高等学校・多田早穂子宛にFAXまたは電子メールでお申し込みください。

 

 

担当  東京都高等学校進路指導協議会事務局長 多田 早穂子

(東京都立小台橋高等学校 主任教諭)

Saeko_Tada(at)education.metro.tokyo.jp

 “(@)”を半角英数字の@に変更してください)

TEL 03-3913-1111

FAX 03-3913-1120

別紙)案内書、出席票
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2023年3月22日水曜日

「新規高等学校卒業者就職問題連絡会議」が開催されました

都高進より「新規高等学校卒業者就職問題連絡会議」のご報告

 令和5年2月3日(金)に厚生労働省主催による「新規高等学校卒業者就職問題連絡会議」がオンラインにて実施されました。この会議の参加者は厚生労働省・文部科学省・全国高等学校進路指導協議会(全高進)の各ブロック事務局長で、高卒就職者の現状や課題について国(行政)と直接意見交換ができる機会が設けられています。高校現場の声を全国で共有し、直接伝えることができる唯一の場として大変貴重な機会となっています。
 厚生労働省からは令和4年10月末現在の就職内定率は76.1%で、前年度比1.0%増となっているとの報告がありました。しかしながら、卒業後3年以内に離職する者の割合は高卒で4割と依然高い数値を推移しており、特に1年以内の離職率が高いことが課題となっています。


 新型コロナウイルス感染症に伴う影響もだいぶ薄れており、求人に関してもコロナ禍以前の状態に回復してきたと思われます。しかし、生徒が希望する職種と求人が合っていないことも多く、就職に結びつかないケースもあるようです。

 全高進との意見交換では、応募書類を郵送してから採用試験が実施されるまでに長期間かかる企業が多かったこと、面接試験において違反質問がいまだに無くならないこと、授業日に内定式や研修会を実施する企業があり、対応に困るといったことが報告されました。就職慣行(一人一社制)の遵守については、9月当初より複数応募が認められている地域において複数応募する生徒は少なかったとの報告がありました。履歴書の作成や面接対策などを同時並行で行わなければならないので敬遠されたのではないかとのことでした。
 新型コロナウイルス感染症の影響があり、昨年度と今年度はオンラインで開催された本会議ですが、高校現場の実情、抱える課題を行政に直接伝えられる場として対面実施が早期に再開されることを切に願うところです。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進)事務局

2023年1月12日木曜日

令和4年度「大学進学指導研究協議会」開催(12月)のご報告

都高進より「大学進学指導研究協議会」開催(12月)のご報告

 令和4年12月8日(木)に令和4年度「大学進学指導究協議会」を工学院大学高層棟3階アーバンテックホールにて開催いたしました。

 第Ⅰ部では「2023年度大学入試動向と受験直前期の指導法~共通テスト、一般選抜に向けて~」をテーマに駿台予備学校池袋校校舎長の小林英人氏にご講演いただきました。2022年度の共通テスト総括として志願者数は4年連続で減少したものの、受験者数は増加し、受験率も回復傾向にあるとのこと、内容面に関しては、2021年度入試よりも大きく難化し、特に「数学ショック」が受験生を直撃した。英語と国語の問題に関しては、前年度の傾向を踏襲していたとのことでした。共通テスト3年目となる2023年度入試においては、過去の新テスト導入時と同様、難しくなることが予想されるとのことでした。私大入試に関しては、2022年度と同様に職業直結型の学部に人気が集まる傾向があり、文低理高の状況は変わらず、文系学部で志望者指数アップの大学はないとのこと。理学部系は農・水産系が人気。志望者数の減少(特に既卒)と受験機会拡大で、2023年度入試は1つ上を狙える年になるとのこと。ただ、現高3生は高校入学時から分散登校やオンライン授業対応等、新型コロナウイルス感染症の影響を最も受けた世代であり、授業時間の減少から基礎学力不足の懸念も心配されるとのことであった。このような状況下で2023年度はデータサイエンスを始め学部・学科を新設する大学も多く、特に情報科学、情報工学、総合情報学などの増加が目立っているとのことでした。


 第Ⅱ部では講師に工学院大学情報学部情報デザイン学科教授の田中久弥氏をお招きし「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度による新しいデジタル人材育成」をテーマにご講演いただきました。これからのDX時代の中核を担う人材を輩出する大学の学部・学科としての取り組みや、高等学校における「情報Ⅰ」の必修化を通じて高等学校に期待すること等についてお話しいただきました。これからの社会においてどのような人材が必要とされるのかを具体的にお話しいただき、特に「情報Ⅰ」で取り扱う単元について「全員が全てを理解する必要はないけれども、今後DX社会に身を投じることになる高校生は言葉として知っておくことが大切」という一言は高校現場にいる私たち教員にとって非常にわかり易く、考え方を改めるきっかけとなる言葉となりました。


 お忙しいところご参加いただきました皆様、ご協力いただきました工学院大学様にこの場をお借りし御礼申し上げます。ありがとうございました。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進)事務局

2023年1月10日火曜日

「第60回 専門学校研究協議会」開催のご報告

 令和4年12月6日(火)に公益社団法人東京都専修学校各種学校協会(東専各)との共催行事として「第60回専門学校研究協議会」を日本電子専門学校 9号館 メディアホール(東京都新宿区百人町1-24-20)にて開催いたしました。


 今回は「ゲーム業界の最新動向と専門教育の展望」を研究協議のテーマとし、第Ⅰ部の基調講演では日本電子専門学校の五十嵐淳之氏を講師にお迎えし、「ゲーム業界の最新動向と今後の展望」についてご講演いただきました。現在、日本のゲーム会社数は2000社を超えていると言われており、ゲームの開発を担う「デベロッパー」と開発のほか企画・販売も担う「パブリッシャー」の2つに大きく分類されるとのことでした。ゲーム業界は分業制が確立されており、得意なことを活かして仕事ができる業界で、働き方も多様であると同時に、労働条件も一昔前と比較して各段に良くなっているとのことで、私たちが一般的に思い浮かべるゲーム業界のイメージとは大きく異なる実情について知識を得ることができました。


 第Ⅱ部のパネルディスカッションでは、東京都立工芸高等学校の鈴木智和先生をコーディネーターに4名の専門学校の先生方にパネリストとしてご登壇いただき、「ゲーム業界から求められる人材と専門教育」をテーマに研究協議を行いました。ゲーム業界から求められる人材として「ゲームが好き」は大前提となるが、消費者としてゲームに携わるのとは異なる送り手(作り手)としての視点が必要となり、そのためには幅広く色々なことに目を向けられることも必要であるとのことでした。「『ゲームが好き』からゲームの作り手に変えるのが専門学校の役割」「分業だけれどもゲームはみんなでつくるものなので、色々なものを見る経験ができる学校を選択すると良い」との言葉が印象的でした。


 また、文部科学省専修学校教育振興室の船木茂人氏に高等教育の修学支援制度職業実践専門課程についてもお話しいただきました。


 お忙しいところご参加いただきました皆様、そして本会を開催するにあたりご協力いただきました東京都専修学校各種学校協会様、パネルディスカッションでご登壇いただきました専門学校の皆さま方にこの場をお借りし御礼申し上げます。ありがとうございました。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進)事務局

2023年1月1日日曜日

2023年 元旦


明けましておめでとうございます。

旧年中は、「総会および研究協議大会」「大学進学指導研究協議会」「大学見学研究協議会」「専門学校研究協議会」に、多くの先生方や関連各位の皆様にご出席をいただきました。誠にありがとうございました。

本年も、多くの先生方のお役に立てていただけるよう、「進路指導」「就職指導」に関する研究協議会の開催をおこなってまいります。

今後とも皆様のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。


東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局