2月3日(金)に「平成23年度新規高卒者就職問題連絡会議」が厚生労働省にて開催されました。この会議は厚生労働省、文部科学省と現場の進路指導の教員が毎年定例で開催しているものです。文部科学省からは指導調査係長の堀江菜津子氏、指導調査係専門職の酒井智行氏、厚生労働省からは若年者雇用対策室長の久知良俊二氏、室長補佐の伊藤浩之氏、若年者就職援助係長の松岡宗寛氏、若年者就職援助係陣内剛氏が出席されました。また全国高等学校進路指導協議会として、全都道府県から進路指導協議会の事務局長が出席し、今年度の高卒就職について報告および意見交換が行われました。
初めに伊藤氏より今年度の高卒内定率、求人倍率等について報告があり、被災地生徒の求人について、また「卒業前最後の集中支援」の取り組みについての説明がありました。
また高等学校側から今年度の問題点として、採用選考試験の長期化、企業主導の高卒就職状況などが報告されました。また生徒の希望する職種が減り、大卒、専門卒との競合によってさらに厳しい状況に追い込まれている実態が説明されました。
なお厚生労働省より、次年度からの新求人票についての説明があり、今後各都道府県の労働局、ハローワークを通じ周知していくとのことです。その際の求人票は、昨年提示されたものとは、形式等に変更点がありますのでご注意ください。
またそれに伴って「高卒求人情報WEBサービス」の様式も変更されます。したがって、現在利用しているWEBサービスは3月10日より閲覧できなくなります。新システムへの移行までは、ハローワークからの紙面による提示となるとのことです。
各高等学校におかれましては現在次年度の「進路の手引き」等の改訂作業を進められていることと思いますが、新求人票につきましては管轄のハローワークにご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。また、記載例につきましては4月中旬以降に提示されることが発表されました。次年度の就職希望者への指導が移行の過渡期にあたりますが、情報が入り次第、本ブログにおいてもお伝えしていきたいと思います。
次年度からの「新求人票(高卒)」
次年度からの「新求人票(高卒)」
都高進(東京都高等学校進路指導協議会)事務局
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