都高進より「平成24年度新規高卒者就職問題連絡会議」のご報告
2月1日(金)に「平成24年度新規高卒者就職問題連絡会議」が厚生労働省(霞ヶ関中央合同庁舎5号館)にて開催されました。この会議は厚生労働省、文部科学省と現場の進路指導の教員が毎年定例で開催しているものです。文部科学省からは児童生徒課長補佐、指導調査係長が出席し、厚生労働省からは若年者雇用対策室長久知良俊二氏、同じく室長補佐吉田勉氏、キャリア形成支援室長補佐の永井祐一氏が出席されました。また全国高等学校進路指導協議会として、全都道府県から進路指導協議会の事務局長が出席し、今年度の高卒就職について報告および意見交換が行われました。
初めに久知良氏より今年度の高卒就職状況の説明があり、学校とハローワークとの連携がさらに進展し、昨年度に比べ内定率が向上した点が述べられました。また永井氏は高校中退者情報の共有に触れ、地域若者サポートステーションと学校との連携を今後推進していく旨、説明がありました。サポートステーションは現在の116カ所から、次年度には160カ所まで増やすとのことです。
また高等学校側から今年度の就職状況として、違反質問の増加、採用選考試験の長期化、発達障害を持つ生徒の指導が以前にも増して難しくなっている状況などが報告されました。また今年度からの求人票の改訂により、現場での混乱が生じた旨の報告がありました。特に、文字が小さい点と、「職場見学」が「選考」の欄に付されている点に改善が施されるかどうかについての質問がありました。それに対し厚生労働省側は、「今後順次見直していきたい」とする一方、システムの改修に相当な経費が伴うため、最長で5、6年後のシステム全体の更新時までかかる可能性があるとの説明がなされました。当分現在の求人票が維持されるものと思われます。
なお、各学校におかれましては現在次年度の「進路の手引き」等の改訂作業を進められていることと思いますが、本ページより求人票のダウンロードができますので、ご活用いただければ幸いです。
平成24年度から利用の始まった『求人票(高卒)PDF版』(白紙のもの)は、こちらよりダウンロードできます。
ここよりダウンロード ⇒ 求人票(高卒)(白紙バージョン).pdf
都高進(東京都高等学校進路指導協議会)事務局
0 件のコメント:
コメントを投稿