2023年1月10日火曜日

「第60回 専門学校研究協議会」開催のご報告

 令和4年12月6日(火)に公益社団法人東京都専修学校各種学校協会(東専各)との共催行事として「第60回専門学校研究協議会」を日本電子専門学校 9号館 メディアホール(東京都新宿区百人町1-24-20)にて開催いたしました。


 今回は「ゲーム業界の最新動向と専門教育の展望」を研究協議のテーマとし、第Ⅰ部の基調講演では日本電子専門学校の五十嵐淳之氏を講師にお迎えし、「ゲーム業界の最新動向と今後の展望」についてご講演いただきました。現在、日本のゲーム会社数は2000社を超えていると言われており、ゲームの開発を担う「デベロッパー」と開発のほか企画・販売も担う「パブリッシャー」の2つに大きく分類されるとのことでした。ゲーム業界は分業制が確立されており、得意なことを活かして仕事ができる業界で、働き方も多様であると同時に、労働条件も一昔前と比較して各段に良くなっているとのことで、私たちが一般的に思い浮かべるゲーム業界のイメージとは大きく異なる実情について知識を得ることができました。


 第Ⅱ部のパネルディスカッションでは、東京都立工芸高等学校の鈴木智和先生をコーディネーターに4名の専門学校の先生方にパネリストとしてご登壇いただき、「ゲーム業界から求められる人材と専門教育」をテーマに研究協議を行いました。ゲーム業界から求められる人材として「ゲームが好き」は大前提となるが、消費者としてゲームに携わるのとは異なる送り手(作り手)としての視点が必要となり、そのためには幅広く色々なことに目を向けられることも必要であるとのことでした。「『ゲームが好き』からゲームの作り手に変えるのが専門学校の役割」「分業だけれどもゲームはみんなでつくるものなので、色々なものを見る経験ができる学校を選択すると良い」との言葉が印象的でした。


 また、文部科学省専修学校教育振興室の船木茂人氏に高等教育の修学支援制度職業実践専門課程についてもお話しいただきました。


 お忙しいところご参加いただきました皆様、そして本会を開催するにあたりご協力いただきました東京都専修学校各種学校協会様、パネルディスカッションでご登壇いただきました専門学校の皆さま方にこの場をお借りし御礼申し上げます。ありがとうございました。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進)事務局

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