2025年4月4日金曜日

「全国高校統一応募用紙の見直し」について

「全国高校統一応募用紙の見直し」について

平素より大変お世話になっております。

本会では今年度も多くの先生方のお役に立てていただけるよう「キャリア教育」「進路指導」に関する情報提供をおこなってまいります。今後とも引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 

さて、過日37日に本HPにおいてもご報告させていただきましたが、「全国高校統一応募用紙の見直し」が行われ、令和7年卒業予定者より新様式が適用されることとなります。


改めまして27日に厚生労働省にて開催されました「令和6年度 新規高等学校卒業者就職問題連絡会議」において配布されました「全国高校統一応募用紙の見直しについて」の資料を掲載いたしますのでご確認ください。

また、同会議において次年度(令和8年度)以降の措置となりますが、現在、厚生労働省が運営している「高卒就職情報提供サービス(高卒WEB)」を広く一般に公開すること、現行71日となっている求人票の公開時期を前倒しすることが検討されているとの報告がありました。こちらにつきましても関連資料を掲載いたしますので、併せてご確認ください。

 
東京都高等学校進路指導協議会(都高進)事務局

2025年3月7日金曜日

「新規高等学校卒業者就職問題連絡会議」が開催されました

令和727日(金)に厚生労働省主催による「新規高等学校卒業者就職問題連絡会議」が実施されました。

本会議は全国高等学校進路指導協議会(全高進)の各ブロック事務局長が出席し、高卒就職者の現状や課題について国(厚生労働省・文部科学省)と直接意見交換ができる機会となっております。高校現場の声を全国で共有し、直接伝えることができる唯一の場として大変貴重な機会となっています。

厚生労働省からは令和63月新規高卒者の就職希望は14.0%(前年度比0.2%減)であること、

求人に関しては非常に好調で、求人倍率は3.99倍であること、

10月末現在の就職内定率は77.3%(前年度比0.1ポイント上昇)であるとの報告がありました。



卒業後3年以内に離職する者の割合は高卒平均38.4%で、大卒平均の34.9%と比較しても大差がなくなってきており、傾向として事業所規模が大きいほど離職率が低い傾向があるとのことでした。


厚生労働省からの報告に続き、文部科学省より「全国高校統一応募用紙の見直し」についての報告がありました。主な見直し内容として、履歴書における性別欄削除、志望の動機欄を志望の動機・アピールポイントに変更、

調査書における身体状況欄の削除、本人の長所・推薦事由欄を本人のアピールポイント・推薦事由に変更、

押印を削除があり、今後、企業や教育委員会等の関係各所への周知が行われ、令和7年度卒業予定者から適用されることとなります。

最後に全高進から今年度の求人傾向や就職状況、採用試験における問題事例等についての報告があり、意見交換が行われました。例年挙がっている意見ではありますが、面接試験における違反質問が依然として無くならないこと応募書類を郵送してから採用試験が実施されるまでに長期間かかる企業が多かったこと、内定式や研修会を授業日に実施する企業があることが報告されました。また、就職慣行(一人一社制)については、「一人一社」という言葉だけが独り歩きしてしまっており、高校生の就職活動は学校斡旋で行う(学校推薦型)ので、大学生や専門学校生の就職活動(個人活動)とは違うという認識が薄いので、このことに対する理解が深まるよう行政からも更なる周知をお願いしたいとの要望が出されました。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進)事務局

2025年1月24日金曜日

「第62回 専門学校究協議会」開催のご報告

「第62回 専門学校研究協議会」開催のご報告


 令和6年12月10日(火)に東京都専修学校各種学校協会(東専各)との共催行事として「第62回専門学校研究協議会」をビジョンセンター西新宿にて開催いたしました。

 今回は「2030年代に向けた旅行・観光業界と人材育成」を研究協議のテーマとし、第Ⅰ部の基調講演では株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル・レジャー事業推進室長の佐野誠氏を講師にお迎えし、「旅行・観光業界の進化と人材育成~コロナ禍からインバウンド復活、その先の展望~」の題で講演いただきました。

「観光立国とツーリズム産業」「ツーリズム企業の事業戦略と人材育成」「ツーリズム産業の展望」の3つのテーマを設定し、過去のデータから最新のトピックス、現在の高校生が旅行・観光業で活躍する2030年代の業界展望までお話しいだだきました。業界の第一線で活躍されている方ならではの、詳細で示唆に富む講演内容は大変勉強になりました。

第Ⅱ部のパネルディスカッションでは、東京都立小石川中等教育学校の鈴木智和先生をコーディネーターに3名の専門学校の先生方にパネリストとしてご登壇いただき、「旅行・観光業界2030年代に向けた専門学校教育」をテーマに研究協議を行いました。

旅行・観光分野の専門学校とはいえ各校の取り組みも多岐にわたり、人材育成の方法、教育内容もそれぞれであり大変興味深いお話しを伺うことができました。特に旅行や海外への興味関心を高める機会が持ちにくかった「コロナ世代」の在校生に対し、各校それぞれ指導の工夫をしているのか、専門学校ならではの豊富な企業連携をどのように維持・展開しているのかなど、高校生の進路指導に大いに参考になる情報交換をすることができました。

また、第Ⅱ部の後半では文部科学省専修学校教育振興室の塩屋仁史氏に今後の専門学校の振興についてもお話しいただきました。


お忙しいところご参加いただきました皆様、そして本会を開催するにあたりご協力いただきました東京都専修学校各種学校協会様、パネルディスカッションでご登壇いただきました専門学校の皆さま方にこの場をお借りし御礼申し上げます。ありがとうございました。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進)事務局


2025年1月21日火曜日

令和6年度 「第3回大学進学指導研究協議会」のご報告及び御礼

 

令和6年度 「第3回大学進学指導研究協議会」のご報告及び御礼

各位

平素より本会の活動にご理解ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
過日、令和6年12月5日(木)に工学院大学をお借りして「令和6年度大学進学指導研究協議会」を開催いたしました。

第Ⅰ部では、講師に駿台予備学校の小林英人氏をお招きし、2025年度新課程入試の動向と受験直前期の指導法~共通テストと一般入試の行方~」というテーマでご講演いただきました。
共通テストをはじめ、私立大学の一般入試における最新の動向などに重点をおいた説明でした。受験直前期の指導法・併願の仕方については、国公立大学をはじめ私立大学(GMARCH~日東駒専)を中心に、模試のデータと各大学の入試の特徴を踏まえた大変詳細な説明でした。最後に、年内入試の現状と動向について説明されました。なかでも、注目されていた東洋大学の他大学との併願が可能な学力型学校推薦入試についてのお話は興味深い内容でした。
参加した先生方からは、「受験生の動向や入試の全体像」、「大学の実態と入試の特色を学ぶことができ非常によい経験となった」等の感想をいただきました。

 第Ⅱ部では、工学院大学情報学部情報デザイン学科教授田中久弥氏より、「なぜ高校生にDX教育が必要なのか~DX実践ラボ ×SSH x×DXHの取り組み~」というテーマでご講演いただきました。はじめに、「理系・文系関係なくデータ駆動社会を生きていかねばならない」と指摘され、DXについての深い問いを探究する講演でした。
 今回も数多くの方々のご協力のもと、大学進学指導研究協議会を無事に開催することができました。お忙しいところご協力いただきました講師の皆さまをはじめとした関係各方面の皆さまに深く感謝申し上げます。今年度実施した全3回の研究協議会の会場を提供していただきました工学院大学様には、改めて感謝の意を表したいと存じます。本当にありがとうございました。
 
現在、次年度の研究協議会に向けて準備を進めております。今回参加していただいた先生方からの感想やご意見を参考に、今後とも役立つ研究会、大学見学会を企画して参りますので、先生方の積極的なご参加をいただければうれしく思います。

東京都高等学校進路指導協議会(都高進) 事務局

2025年1月10日金曜日

全高進主催 第47回進路学習セミナー開催のご案内

全高進発第24019号
令和 6 年12月20日
各国公私立高等学校長 殿
各国公私立盲・ろう・特別支援学校長 殿
各国公私立大学長 殿
全国高等学校進路指導協議会
会長 吉田 寿美      
(東京都立上野高等学校長)
〈 公 印 省 略 〉

第47回進路学習セミナー 開催案内


 各校におかれましては平素より本協議会の活動につきまして、御理解・御協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて「進路学習セミナー」では、毎年、本会の研究活動の成果と全国の実施研究の発表・協議を行っておりました。現在は、全国の方々により参加しやすい大会とするため、オンラインを利用して開催することにしました。年度末のお忙しい中でもより多くの方に御参加いただければと思います。内容として、激動する社会変化を踏まえ、将来を見据えながら互いの研鑽を深めてまいりたいと思っております。進路指導の一層の充実、キャリア教育の推進を図る研修の機会として、ふるって御参加くださいますよう、ここに御案内申し上げます。


1 主催    全国高等学校進路指導協議会

2 目的    高校生を取り巻く進路は大きな変革の中にあります。この会は、大学入試改革・就職を取り巻く変化など、社会変化を正しく理解することを目的とします。また、各学校が取り組んでいる進路活動の実践発表を通し研究協議を行い、学校教育全体に一貫して展開されるキャリア教育のあり方について考えていくことを目的とします。

3 期日    令和7年3月27日(木)

4 形式    オンライン開催
     ウェブ会議システム(Cisco Webex のシステム利用

5 参加対象 高等学校教職員および関係者、大学等教育機関関係者

6 定員    1,000 名

7 参加費    無料 
※大会要項の印刷は行いません。各自でデータをダウンロードしていただきます。

8 参加申込 令和7年3月10日(月)まで
令和6年12 月17 日(火)から令和7 年3 月10 日(月)までに全高進HP「各種申し込み」『進路学習セミナー申込』『第47 回進路学習セミナー(2025.03.27)』のフォームからお申込みください。
認証キー【 47shinro-sem 】

9 その他 現在、進路学習セミナーは、年度末のお忙しい中でも参加しやすい大会となるよう、オンラインを利用した開催方法で実施しています。
全国の会員の多くの方々へ情報発信を行うべく、参加費などは徴収しません。
年度末で御多忙のこととは存じますがふるって御参加ください。

10 プログラム 3月27日(木)

  9:30 ~ 10:00 オンライン参加

10:00 ~ 10:10 開会式・挨拶

《キャリア学習・進路学習の実践研究発表》(各校の実践発表)

10:10 ~ 11:00 研究発表① 
『 桜が丘スタンダード~進路実現を目指して~進路指導標準化への取り組み 』【東北】

11:00 ~ 11:10 休 憩

11:10 ~ 12:00 研究発表②
『 進化し続けるキャリア教育をめざして~桑名版デュアルシステム~ 』 【東海】
三重県立桑名工業高等学校 キャリア探究部 山田 篤史先生 / 山本 崇先生

12:00 ~ 13:00 昼休憩

13:00 ~ 13:50 研究発表③ 
『「行ける」から「行きたい」へ ~進路意識の転換に向けて~』 【四国】
高知県立梼原高等学校 水田 知沙先生

13:50 ~ 14:00 休憩

14:10 ~ 14:50 研究発表④
『本校における進路指導(就職)及び支援について』【北海道】

14:50 ~ 15:00 休憩

15:00 ~ 16:20 講演 
『体験活動とキャリア形成』

16:20 ~ 閉会式・挨拶

11 お問い合わせ 
全国高等学校進路指導協議会 セミナー運営担当
松尾 拓也(千葉県立大網高等学校)Tel 0475 (72) 0003(学校代表)

事務局
福本 剛史(埼玉県立浦和商業高等学校)Tel 048(861)2564(学校代表)